(一般コミック) [川原正敏] 修羅の門 第弐門 第2巻 

 
2011年6月17日、第1巻、第2巻同時購入、同日読了。

「修羅の門」はたしか私が高校生の頃に始まったマンガで、同級生にハマった奴がおり、借りて読んでみたら、「なんだ、夢枕獏のパクリじゃん」と突っ込みを入れてしまい、その同級生との人間関係が一時悪化した、という甘酸っぱい思い出がある作品であります(笑)。

実際、夢枕獏全盛期であった当事、氏に大きな影響を受けた有象無象のマンガが溢れかえっており、媒体がメジャーどころでもあって、キャラクターやストーリーの類似のみならず「蔓技」といった夢枕獏氏の造語や「鬼道館」、「九十九(主人公の名前ですが)」といった夢枕獏作品のキーワードをちりばめた「修羅の門」は、荻野真氏の「孔雀王」ともども、公式に抗議の対象となって大人の解決が図られたんではなかったかと記憶しています。

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(一般小説) [ディーン・クーンツ] フランケンシュタイン 野望 

2011年6月11日購入、6月15日読了。

面白かった!
久しぶりにその一言で済ませてしまいたくなる一冊でした。

私のクーンツ作品とのファースト・コンタクトは十数年前の学生時代。
書評で絶賛されていた「ウォッチャーズ」を大学の購買で買ったのが始まりです。
上巻を買い、講義中に読み始めて止められなくなり、昼休みには下巻を買いに走ったのを覚えています。
結局、講堂の隅で涙をティッシュで拭いながら、その日のうちに読了しました。

この体験が衝撃的で、当時すでに出版されていたクーンツの他の作品も買い漁りましたが、正直、どれも心に響かず……
当たり外れの多い作家なんだな、という感想は抱きつつも、「ウォッチャーズ」の残光は残っていて、ネット通販で本を購入する際に送料無料になる金額に達さないと、クーンツ作品の未読の文庫本をカートに加えていたりはしていました。

この「フランケンシュタイン 野望」も、そんな感じで、どちらかといえば惰性で買ったような作品です。
しかしながらこれが面白い面白い。

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(一般小説) [武内涼] 忍びの森 

2011年5月21日購入、6月8日読了。

期待外れでした。

聞いたことのない作者ですし、背表紙の粗筋もそそるものではなかったので、期待の大部分は田島昭宇氏の手による表紙イラストと、言うまでもなく山田風太郎的なお話への期待感だったわけですが。

キャラを立てようとして立っていない、敵の妖怪にも魅力を持たせようとして持たせられていない、忍者 vs 妖怪の闘い方に意外性がない。

舞台となる時代や忍者・忍術についてはたくさん勉強した跡がうかがわれるが、消化し切れていない。
そもそもこの話、時代劇である必然性があったか?

メインの舞台となる龍雁時に達するまで約100ページを費やしていますが、ここに至るまでの天正伊賀の乱の描写は、ストーリー展開に貢献していないので不必要だったのでは。
恐らくはラストで、「誰の心にも『うつろ』がいる」というというオチにもっていくための背景作りだったのでしょうが、それもホラー大賞に応募するんでなければ必要なかったのでは。

以上の理由で星1つであります。


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