(一般コミック) [荒木飛呂彦] STEEL BALL RUN(スティール・ボール・ラン) 第23巻 

2011年5月25日購入、同日読了。

part3「スターダストクルセイダース」までは何とか完読していて、part4「ダイヤモンドは砕けない」でついていけなくなってしばらくご無沙汰していた「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ。

「STEEL BALL RUN(スティール・ボール・ラン)」を読み始めたのは、当初これが「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズとは異なる荒木飛呂彦氏の新作だと思っていたからでした(実際、荒木氏も出版社側も、本作と「ジョジョの奇妙な冒険」との関係については途中まで曖昧なスタンスをとっていたと記憶しています)。

正直、part3以降登場するスタンド能力は、当初の「超能力の擬人化」というコンセプトこそ斬新に思えたものの、能力者が次々に登場し、さらにシリーズを重ねるうちにインフレーションを起こして何でも有りになっていく展開に、些かうんざりしていました。

なので、あくまで「技術」である波紋法の使い手であるジャイロ・ツェペリと、それを修得して自らの下半身不随を治そうとするジョニィ・ジョースターの物語は、part1&2への原点回帰のようにも思われて、期待するところ大でした。

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(一般小説) [菊地秀行] 地底都市〈新宿〉 

2011年5月22日、後書きだけ立ち読み。

菊地秀行のデビュー作であるジュブナイル版「魔界都市〈新宿〉」の最新刊。

読んでも氏の才能の枯渇ぶりに悲しくなるだけなので購入はしないものの、「菊地秀行の新刊」が書店に並んでいると手に取ってしまうのは最盛期を知る者の習性。

粗筋に目を通してから、後書きへ。

いつものごとく映画評付き。
北野武監督の「アウトレイジ」を「失敗作」だとばっさり。

あなたが最後に成功作を上梓したのはいつで、以後どれだけの失敗作を垂れ流してきたと思っているのですかと問うてみたくなりました。


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(一般コミック) [遠藤浩輝] オールラウンダー廻 第6巻 

2011年5月23日購入、同日読了。

丁寧に描かれた作品だな、と素直に思いました。

たった4分間の試合に、単行本ほぼ一冊が費やされています。
それでいて、けっして冗長には感じられない。

長めの回想シーンがあったりもしますが、それも苦にはなりませんでした。
この第6巻までを読むかぎり、遠藤浩輝氏は、主人公が、対戦相手が、そして他の選手たちが、「なぜ闘うのか」という問いに対するそれぞれの答を、自分の手で掴んでいく過程を、きっちりと表現していこうとしているようです。

そして、闘う理由の如何に関わらず、勝敗はつく。
その中で選手たちは揺れ、また、新たな答を手にしていく。

そんな青春群像劇を、修斗というマイナー競技(失礼)を通じて紡いでいくところに、この作品の妙味があります。
主人公たちが努力をし、犠牲を払って闘う理由は、金銭でも名声でもないことが最初から自明であるからです。

なのに彼らは闘う。
闘い続ける。

その到達点に何があるのか、最後まで付き合ってみたいと思わせてくれる第6巻でありました。
そしてどうやら次巻は「彼女」のお話のようです。

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(一般コミック) [岩永亮太郎] Pumpkin Scissors(パンプキンシザーズ ) 第14巻 

2011年5月11日購入、同日読了。

読後一番、「テンポが悪い」「長い」という感想をもつ読者と、「深い」「世界観の完成度が高い」という感想をもつ読者に二分されるだろうな、という印象を受けました。

マンガにしては読むのに時間がかかった(ネームが多いから)Pumpkin Scissors(パンプキンシザーズ )の第14巻。
前巻(前々巻?)から、「西方諸国連盟合同会議」がまだ続いていて、終わっていません。

今回はアクションシーンは控えめ。オーランドの出番も少ないです。

閑散とした会場で、戦時復興の意義と、援助継続の必要性を主張するアリス。スピーチの中で彼女が披歴した「施政者は郵便ポストのようなもの」、「(第3課は)民の道具であっても、民の味方ではない」という揺るぎのない持論の中に、かつて「正義とは何か」という迷いの中にあった彼女の成長が見てとれます。

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(一般コミック) [尾田栄一郎] ONE PIECE 第62巻 

2011年5月4日購入、同日読了。

ダレ場、ですね。

遂に魚人島に到着も、そもそも到着までにこれほど紙幅を割く必要があったのでしょうか。四皇なんかは新世界から出てくるたびにみんなあんな大変な思いをしてるんでしょうかね。

新たな敵、新魚人海賊団も、どうだかなー、というレベル。
ルフィたちは魚人海賊団・アーロン一味に、2年間の修行以前のレベルで勝ってるわけで、ここで苦戦するようだと辻褄が合わなくなってくるような気がします。

サンジの鼻血も、ここまで引っ張らなくてもいいように思っていましたが、魚人・人魚差別の歴史を浮き立たせる小道具として使われたのでぎりぎりセーフといったところ。

さっさとここを通過して新世界に行ってもらいたいところですが、どうやら深海版「空島編」みたいになってしまいそうな展開ですね。

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(一般コミック) [森恒二] デストロイアンドレボリューション 第1巻 

2011年5月2日購入、同日読了。

ホーリーランド」⇒「自殺島」ときての本作ですが、少なくともキャラクター設定に関しては作者である森恒二氏の底が見えたような気がします。
3作ともに、鬱屈した感情を腹の底にためた元いじめられっ子が主人公というのでは、その後の展開も限定されてくるでしょう。

ざっくり言ってしまえば、本作「デストロイアンドレボリューション」は、超能力者版「ホーリーランド」になるのではないでしょうか。
きっと主人公と伍するような能力者たちも現れるでしょうし、彼らに勝ったり負けたり、類作と同様に、権力者に目を付けられたり警察に追い掛け回されたりする展開も待ち受けているでしょう。

「ホーリーランド」は名作だったと思いますが、少なくとも現時点、私には、森恒二氏がパッションをもって読者に届けようとしている新たなテーマを、「デストロイアンドレボリューション」に見出すことができません。

表現するものがもう無いのであれば、自作の劣化コピーを垂れ流すよりは、マンガの世界から足を洗った方が潔いのではないかと愚考いたします。

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(一般コミック) [鶴岡法斎×榊原瑞紀] 切断王 第1巻 

2011年5月2日購入、同日読了。

背景をすべてナレーションで説明する冒頭の2ページを読んで嫌な予感がしました。

何だかよくわからない理由で日本政府から切り離された東京。
その東京を治める異能力者たち。

「魔界都市 新宿」シリーズそのままの設定を持ち込んだ原作者もハズしているかと思えば、士郎正宗なんだか大友克洋なんだか寺沢武一なんだか板橋しゅうほうなんだか、とりあえずアメコミをジャパナイズした画風でイケると思っている漫画家もスカ。

人間を描くということを意味をよく知るべきでしょう。

電車に乗る前に、時間つぶしのためにジャケ買いしましたが、私の眼力も落ちたものです。


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