(一般小説) [ディーン・クーンツ] フランケンシュタイン 野望 

2011年6月11日購入、6月15日読了。

面白かった!
久しぶりにその一言で済ませてしまいたくなる一冊でした。

私のクーンツ作品とのファースト・コンタクトは十数年前の学生時代。
書評で絶賛されていた「ウォッチャーズ」を大学の購買で買ったのが始まりです。
上巻を買い、講義中に読み始めて止められなくなり、昼休みには下巻を買いに走ったのを覚えています。
結局、講堂の隅で涙をティッシュで拭いながら、その日のうちに読了しました。

この体験が衝撃的で、当時すでに出版されていたクーンツの他の作品も買い漁りましたが、正直、どれも心に響かず……
当たり外れの多い作家なんだな、という感想は抱きつつも、「ウォッチャーズ」の残光は残っていて、ネット通販で本を購入する際に送料無料になる金額に達さないと、クーンツ作品の未読の文庫本をカートに加えていたりはしていました。

この「フランケンシュタイン 野望」も、そんな感じで、どちらかといえば惰性で買ったような作品です。
しかしながらこれが面白い面白い。

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(一般小説) [武内涼] 忍びの森 

2011年5月21日購入、6月8日読了。

期待外れでした。

聞いたことのない作者ですし、背表紙の粗筋もそそるものではなかったので、期待の大部分は田島昭宇氏の手による表紙イラストと、言うまでもなく山田風太郎的なお話への期待感だったわけですが。

キャラを立てようとして立っていない、敵の妖怪にも魅力を持たせようとして持たせられていない、忍者 vs 妖怪の闘い方に意外性がない。

舞台となる時代や忍者・忍術についてはたくさん勉強した跡がうかがわれるが、消化し切れていない。
そもそもこの話、時代劇である必然性があったか?

メインの舞台となる龍雁時に達するまで約100ページを費やしていますが、ここに至るまでの天正伊賀の乱の描写は、ストーリー展開に貢献していないので不必要だったのでは。
恐らくはラストで、「誰の心にも『うつろ』がいる」というというオチにもっていくための背景作りだったのでしょうが、それもホラー大賞に応募するんでなければ必要なかったのでは。

以上の理由で星1つであります。


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(一般小説) [菊地秀行] 地底都市〈新宿〉 

2011年5月22日、後書きだけ立ち読み。

菊地秀行のデビュー作であるジュブナイル版「魔界都市〈新宿〉」の最新刊。

読んでも氏の才能の枯渇ぶりに悲しくなるだけなので購入はしないものの、「菊地秀行の新刊」が書店に並んでいると手に取ってしまうのは最盛期を知る者の習性。

粗筋に目を通してから、後書きへ。

いつものごとく映画評付き。
北野武監督の「アウトレイジ」を「失敗作」だとばっさり。

あなたが最後に成功作を上梓したのはいつで、以後どれだけの失敗作を垂れ流してきたと思っているのですかと問うてみたくなりました。


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(一般小説) [ドン・ウィンズロウ] フランキー・マシーンの冬 

 

文庫本は通勤時に読みます。
ちょうどスーツのポケットに入るので。

宝島社「このミステリーがすごい!」2011年版の海外部門4位とのことですが(ホモ・レギンスが本書を購入したのは「このミス」の発売以前でした)、それほどのものかなー、というのが読了後の端的な感想。

正直、内外ともに、この数年、ミステリーというジャンルは凋落の一途を辿っていると思うので、このレベルの作品でも相対的に順位は上がってくるのかもしれませんが。

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